PICKit3 – PICマイコン接続用下駄の製作

ブレットボードを製作してPICマイコンのデバックするとき、都度都度PICKit3と接続するのにジャンパー線を接続するのは手間です。

そこでマイコン用のICソケットにPICKit3接続に必要な部品を取り付けた下駄を製作したいと思います。

 

今回製作するのは14PINタイプのPICマイコン用なので、必要部材として下記を準備します。

1. 14PINのICソケット

2. ユニバーサル基板(片面タイプが扱いやすい)

3. 標準タイプピンヘッダ(PICKit3接続用)

4. 細ピンタイプピンヘッダ(ICソケット継ぎ足し用)

5. 10KΩ抵抗(MCLRプルアップ用)

6. AWG#26 + AWG#28ワイヤー

7. 2mm + 4mm熱収縮チューブ

ピンヘッダについては、PICKit3に接続するものは必ず標準形状(約0.65mm角)のものを用います。

細ピンタイプ(約0.5mm角)のものではPICKit3に接続した際に保持力が足りず接触不良の元となります。

 

今回はICソケットの横からワイヤーを取り出すように加工しますので、ユニバーサル基板はICソケットより横一列広くカットして使用します。

 

ニッパ、ペンチ等を使って基板をカットします。

 

金やすり等でバリを整えます。

 

ICソケットはいきなりすべて半田付けせず、ソケットがずれない程度に固定するため対角に半田付けします。

 

そこに7ピンにカットした細ピンタイプピンヘッダを固定します。

最初は対角に半田付けで固定された場所に半田して、位置を決めそして他のピンも固定します。

 

もう片方の列も同様に固定したならば、次にMCLR端子プルアップ用の10KΩをカットします。

 

1番(VDD)-4番(MCLR)の間を橋渡しするように半田付けします。

 

次にワイヤーを15cm前後にカットします。

今回は、VDD=赤 AWG#26 / VSS=黒 AWG#26 / MCLR=白 #AWG28 / ICSDAT=青 AWG#28 / ICSCLK=黄 AWG#28 という組み合わせにしています。 MCLRを白としているのは、PICKit3に接続する場合の1番ピンになるため、目印とするための意図もあります。

 

ICソケットの横からワイヤーを差込み、半田付けします。

 

半田付けし終わったら、4φ(直径4mm)の熱収縮チューブで束ねます。

 

次にワイヤーの反対側を半田付けするため、6ピンにカットした標準タイプピンヘッダと10mmにカットした2φ熱収縮チューブ5本、束ねようの4φ熱収縮チューブを準備し、半田付けします。

MCLRのワイヤーの白が丁度1番ピンの印になるのでわかりやすいです。

 

半田付けが終わったらテスターで各端子がショートしていないか確認します。

なお、これは任意ですが、ピンヘッダは半田の熱で樹脂が溶けてしまいピンを固定する力が弱くなってしまいます。

そこでホットボンドを用いて端子部分の強度を上げておくと使いやすくなります。

 

ICソケットにPICマイコンを取り付けて、PICKi3に接続し、PICKit3の開通テストと同じ方法でテストします。

テストが無事完了すれば、完成です。

これでブレットボードを用いてテストする際は、この下駄を直接ブレットボードにさすだけでPICKit3を使用できますのでワイヤーが外れて面倒なことにならなくて良いです。 同様の方法で18PIN / 20PIN / 28PIN / 40PINタイプのものも作成しておけば色々なPICマイコンに応用できると思います。

 

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