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2015.05.17

トラベラーズノートの改良をしてみた。

プライベート用に購入したTraveler’s Notebook BlueEdition、シンプルな構造と多彩なリフィルでカスタマイズしやすい優れたノートだと思います。

 

ただし何もかも良い面ばかりではありません。

シンプルな革のカバーは中のリフィルの追加や組み合わせで様々なカスタマイズに対応できるのが特徴ですが、加工自体もかなりシンプルなので色々問題もあります。 それが味といえば味なのですが、手帳として使用するには色々不便な面もあります。

 

おとよは一週間ほど使用して感じたのは下記の点。

1.リフィル固定ゴムの金具が結構邪魔。

2.複数のリフィルを連結バンドで固定するとリフィルが安定しない。ずれる。

3.クラフトファイルやジッパーケースは、ゴム紐に固定されているわけではないのでずれやすい。

4.手帳を束ねるゴムバンドの結び目が盛り上がって使いにくく感じる。

 

他のBlogサイトでも不便と指摘される部分ですね。

この不便を改善するためのカスタマイズについての記事は色々紹介されていますが、おとよはこのように今回対応することにしました。

1.金具は単純に撤去

2.おとよは三冊のリフィルを使用するのでリフィル固定用ゴムバンド3本化。

3.クラフトファイル・ジッパーケースをゴムバンドに固定できるように。

4.ゴムバンドを太いものに交換して、カシメで固定。高さを抑制する。

 

必要材料

1.1.5mm径丸ゴム紐(約40cm) x 3本 (ヘアゴム用が色種・伸び・耐久性から考えて良い)

2.3mm径丸ゴム紐(約26-27cm) x 1本 (ヘアゴム用が色種・伸び・耐久性から考えて良い)

3.ハトメ(内径4mm、片面ハトメ・両面ハトメどちらでも良い) x 4組

4.両面カシメ(大・外形9mm) x 1個 (外形7mmの中タイプでも大丈夫かと思う。)

5.1mm径革紐(栞用として)

6.チャーム(栞用)

7.ダンボーのストラップ。(結束バンドのチャーム用)

まずは下準備、リフィル固定ゴムと金具を取り除き、革カバーの汚れをクリーナーで除去します。

ちょっとした擦り傷などもクリーナーで清掃すると目立たなくなります。

 

続いてリフィル固定ゴムを通している穴(4箇所)は2mm程の穴が開いています。

リフィル固定ゴムは1.5mm程の丸ゴムなので問題なく通りますが、複数本、今回は3本通すのでかなり無理して通す必要があります。

それはそれでよいのですが、リフィルを固定しているゴムはリフィルが脱落しないよう一定のテンションを掛けているので、無理してゴムを複数本通した状態でテンションが掛かると革がゆがむ可能性もあります。

ここはちゃんと3本の丸ゴムが通って且つ、穴が崩れないようハトメで補強します。

 

今回は3本の1.5mm丸ゴム紐を使用するので、もっとも小さな内径4mmのハトメで対応します。

まずはハトメを打ち込むため4mmのポンチで穴を広げていきます。

 

外側の穴はリフィル固定時の位置を決定していますので穴の中心を4mmポンチの中心にあわせて穴を広げる感じで。

内側の穴は穴の端を4mmポンチの外側にもって行き、内側に穴が広がるようにします。

これは穴同士が接近しないようにして、ゴム紐を通した時に革に掛かる負担をより分散させるためです。

 

続いて接着剤で端の切れ目を接着します。

ハトメを打ち込んだ後切れ目部分から革とハトメが分離しないようにするためです。

 

今回接着にはセメダイン SuperXを使用しています。 瞬間接着剤という方法もありますが、革を接着した場合革が本来持っている水分により長期的には接着力が保持できなくなるのと、瞬間接着剤は固まると弾力性がまったくありませんので革の接着にはお奨めではありません。

SuperXは接着剤は強力接着ながら湿気・水分で固まる性質なのと、カチカチに固まるのではなく弾力性を持って固まる性質から革との相性は良い接着剤と思います。

 

この接着剤で切れ目部分を接着し、続いてハトメを打ち込んでゴム紐が通る穴を補強します。

 

続いてはクラフトファイルとジッパーケースがずれてこないようにするための加工。

これはクラフトファイルとジッパーケースはリフィル固定用紐のリフィル固定で使用する外側ではなく、内側を通っているゴムを使用します。

そのためゴム紐を通すハトメを打ち込みます。

 

まずは一番外側に来るクラフトファイルの外形と、先ほど打ち込んだハトメの外側とをあわせ、内側のハトメの位置に印をつけます。

 

印を付けたら4mmポンチで穴を開けます。(計2箇所)

 

つづいてジッパーケースを重ねます。

 

ジッパーケースは左右ちょうど半分の位置ではなく、手帳を閉じたときにジッパーが若干外に出るようやや左寄りに合わせています。(このあたりは感覚的なものなので写真を参考に各人の判断で…)

 

ジッパーケースは透明なので、下にあるクラフトファイルの穴を参考に4mmポンチで穴を開けます。

また、ジッパーケースは若干外側の穴に掛かる関係からゴム紐と干渉しますので、外側穴位置に合わせて半円程度にカットします。

 

そしてハトメでクラフトファイルと共に固定。(計2箇所)

 

 

次はリフィル固定用ゴム紐を通します。

ゴム紐にはヘアバンド用の丸ゴム紐を使用しています。

 

伸びのよさ・耐久性・カラーバリエーションに優れるというのが選択理由。

また衣服用の平ゴム紐と違い2-3m程度の短めに切り売りしてくれているも便利です。

あとゴム紐だけは日本製にこだわったほうが良いです。 海外制は耐久性に問題があるものが多いのでせいぜい数十円の価格差で安かろう悪かろうになるくらいであれば最初から日本製を選択すべきかと思います。

 

それでは、リフィル固定用のゴム紐を3本通していきます。

今回は両側リフィルは紺色・真ん中のリフィルは青色のゴム紐になるようにします。

 

革カバー内側の穴にゴム紐を通すときは先ほど加工したクラフトファイル&ジッパーケースも一緒に固定しますのでちょっと作業はやりにくいですが、ゴム紐を通すときは通し初めから終わりまで決して捩れないようにします。

捩れると、リフィル固定時に固定できなくなる可能性がありますので、三本の並びが決して変わらないよう慎重に通し結びます。

 

流石に3本通すと、ゴムの力でカバーは曲がってしまいますが、リフィルを通すとリフィルにテンションが掛かるので問題ありません。

 

続いては手帳が開かないように結束するゴム紐の加工。

こちらは元々革カバーには3mmの穴が開いています。

これはそのまま流用します。

そして3mmのゴム紐を通します。

3mmの穴に3mmのゴム紐2本と寸法超えていますが、ゴムが縮んだ状態で直径3mmなのでこの程度であればすんなり通ります。

 

そこにカシメ金具を差し込みます。

 

カシメの足も直径3mmなのでこれは強めに押し込んで通します。

このカシメが入るとゴム紐はすでに強く圧迫されますので、この段階で長さ調整を済ませます。

 

そしてカシメます。

あまり強くか打ち付けてカシメを潰さなくとも、カシメの足がゴムを圧迫していますのでカシメすぎてゴム紐が切れることのないように。

 

そして余分なゴム紐をカット。

 

続いては栞の加工。

栞用には今回直径1mm程度の水牛の革紐を使用します。

 

栞の先端にはチャームを通しますが、革紐用のカシメが近所の手芸屋さんには取り扱いが無かったので、簡単に2箇所玉結びをしてチャームを固定。 ここは各人の好みに合わせて…です。

 

そして革紐をリフィル固定用ゴム紐の穴に固定しリフィルを装着。

リフィル個別に固定用ゴム紐が通っていますので、リフィルがずれることなくしっかり固定されています。

 

リフィル固定用のゴム紐もカシメ金具などを用意すれば綺麗に処理できると思ったのですが、ちょうど良いカシメ金具が見つからなかったので、こちらも単純玉結びのままで使用することにしました。 購入時についてきる金具よりもコンパクトなのでこれはこれで良しとします。

 

そして最後にダンボーストラップを結束用ゴム紐に装着して完成。

 

ペンホルダーは色々悩んだ末、ナガサワオリジナルのbeside ペンシースを結束バンドに挟んで使用することにしました。

 

ペンもちゃんと保護されて、これが一番邪魔にならずに運用できそうです。

 

かなり長文投稿になりましたが、加工時間としては1時間もあれば十分出来ますので、トラベラーズノートの不満解消にいかがでしょう。

# …普通の手帳に加工しているような気もするので、本来のコンセプトから外れているかもしれません(汗)

 

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