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2015.01.25

PILOT カスタムヘリテイジ92 (Custom Heritage92)

昨年のクリスマス、妻よりAmazonギフトのプレゼントを頂きました。

 

Amazonギフトはアカウントに登録すると次回のお買い物から値引きの形で適用されるようになっています。
おとよはAmazonでは生活用品なども発注するため、うかつに注文してしまうとクリスマスプレゼントが生活用品に化けてしまうという情けない結果になりかねません。
やはりクリスマスプレゼントとして形に残るものを…と、お目当てのものをずっとウォッチしていたのですが品薄のためなかなか在庫アリにならずやきもき。
しかし昨日プライム適用の在庫が復活したのでここぞとばかりに注文しました。

 

それが今日届いた”PILOT カスタムヘリテイジ92″万年筆です。

 

おとよは普段はLAMYの万年筆を使用しているので、PILOTの万年筆はあまり使用しません。
嫌いというわけではなく、デザイン的にLAMYのものが気に入っているからで、万年筆の品質であるとか書き味的なものについてはPILOTは結構好きな方です。
今回カスタムヘリテイジ92を買おうと思ったのは、ピストン吸引式タンクのボディでかつスケルトンという野心的モデルであることが理由です。

 

もともとスケルトンボディの万年筆は国内外をみても種類はあまり多くはありません。
海外メーカーではデモンストレーターという名で既存製品の展示モデル的な扱いの限定品は結構種類はありますが、これらは標準モデル(一般量産品)として販売されていません。
なぜならこれらは本来不透明なボディで使用されることを前提としているので、スケルトンボディになった場合にはボディ内部の隙間へのインクの染み込みであるとかが問題になりますが、多くの場合そういうのは考慮されていません。
そのため長く使用しているとアラが目立ってくるので、標準モデルには適さないのかもしれません。

そして、このようなスケルトン限定品というは大抵価格が既存品の倍額当たり前なので、このあたりもちょっと納得がいかないところです。

 

スケルトンボディが標準モデルとしてラインナップされている有名どころとしてはLAMY Vista (国内ではSafari スケルトン)があげられます。

もともと首軸回りの設計が透明仕様を意識しているので、内部機構の露出度はかなりのものですが、残念ながらこちらはインク供給がインクカートリッジもしくはコンバーター方式です。
デモンストレーターではない標準モデルで、ピストン吸入式タンクを備え、首軸まで隠すこと無くボディが透明、そして14kのペン先…おそらく国内でははじめてではないかと思います。
海外でもそうそうない組み合わせです。

価格もPILOTのカスタムヘリテイジ三兄弟(91/92/912)の価格レンジ内に収まっています。

つまり特別な仕様ではなく当然のものとして作られているということで、ネジ式キャップが好みではないとかそういうのをすっ飛ばして、ゲットしたいと思っていました。

 

デザインは日本製万年筆独特の保守的な部分も残っていますが、見事なスケルトンボディです。
もしかしたらLAMY Vistaよりも内部露出が高いかもしれません?
これが標準モデルなのですから驚きです。
海外製品にはベタ甘で国内製品には非常に厳しい品質要求がなされる国内市場においてこれを投入してきたPILOTはすごいと思います。

特にインクを吸い上げるピストンのOリングが1つというのが特異です。

インクタンクの構造を考えれば、Oリングは2重よりも1重の方がガタツキや組み付け誤差に対して有利なので機構的にはこちらが正解ですが、なかなかこの2重リングの慣例を破って搭載しているものは無いと思います。 こういうところも今回スケルトンだからこそ判ることなのですが、それをあえて搭載してなおかつ見せようと踏み切ったPILOTの決断には脱帽です。

 

そして今回この万年筆には神戸INK物語の”神戸ボルドー”を入れました。

 

メインで使用するブルーブラック系”海峡ブルー”にはLAMY2000で使用しています。

しかしLAMY2000は外すことが出来ないので、次に利用が多いこの”神戸ボルドー”に決定。

“神戸ボルドー”は普段LAMY Al-Starに入れて使用していますが、これに伴いAl-Starには予備役に退いて頂きました。

(Al-Starは数年規模で使用していましたので、完全分解して洗浄、コンバーター内に水を充填してペン先が乾かないようにして保管です)

 

実際にLAMY2000と一緒に書き比べ。

 

EFニブのLAMY2000より、Fニブのカスタムヘリテイジ92の方が字がやや細いのがわかりますでしょうか…やはり欧文書体を筆記することに特化しているLAMYは太いというのはこういうのを見ると実感します。

 

書いてみた感じはLAMyがペン先がしっかりしていてやや硬質な感じ。
カスタムヘリテイジ92の方はやや軟質で漢字を書くにはこちらのほうがトメハネがやりやすい感じです。
同じ14Kのペン先でもこういう所は日本メーカーのペン先が活きてきます。

 

まだ実戦投入はしていないので、この違いがどうなってくるかは今後のお楽しみです。

 

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