« | »

2014.07.21

BCLラジオ、TECSUN PL-310ETを購入

おとよは持ち帰った仕事を深夜に処理するのですが、撮り貯めたビデオを流しがらでは集中できないというか聞き流しが出来ません。 そこで「聞き流しにはラジオ!!」とラジオを購入することにしました。

ただおとよが住んでいるここ神戸市西区はラジオ受信環境はあまり良いほうではありません。 コンパクトながらそれなりに高感度のラジオを探した結果、今回中国・德生社(TECSUN)製のPL-310ETを購入しました。

 

おとよは中学くらいまでは兄の影響もありBCLラジオにはまっていた時期があり、兄がバイトで買ったSONY ICF-5900(スカイセンサー)を借りて、電離層反射波が安定する深夜に世界各国の放送を聞いたりしていました。

高校になってから、アナログ電波の世界からデジタル(コンピューター)の世界に行ってしまったのでBCLラジオはあまり聴かなくなりましたがそれでも空間に飛び交う電波というものには今でも興味があります。

 

そして今回高感度ラジオを探してみると…私がラジオを積極的に聞いていた時と事情は変わっていて今は日本メーカーは殆ど壊滅状態なのですね…SONY/Panasonicなどの大手家電メーカーは今も製品を販売はしていますが、新規設計サイクルがかなり遅くなっているようです。やはり需要が少ないせいなんでしょうか。

「スカイセンサー」で一世を風靡したSONYもすでに自社設計していませんし…ラジオ技術者は家電メーカーにはいらっしゃらない感じがします。

 

かたや中国や台湾ではラジオの製品開発が活発ですね。新製品がドンドン出ています。

中国などは国土が広く短波放送が今でも主要放送手段として利用されている事情があるのでしょう。

熱帯地域で利用されている長波放送等、幅広い周波数をサポートしているBCLラジオが多数存在します。

DSPチューニングを採用した最新型もラインナップされています。(日本メーカーは一台もないのが残念)

 

そういうこともあり今回日本メーカーのモノは購入を見送り、ネットで事前色々情報を仕入れ購入を決めたのがPL-310ETです。

なお、TECSUNの製品は日本では正式に販売されていません。

多くは並行輸入品を通販で仕入れるか、eBayを通じての個人輸入しか方法がありません。

おとよは今回はeBayによる個人輸入よりも安価に購入が可能だったあきばおーで購入しました。

 

外観を見ると最近の中国製品は特にインジェクション成形が良くなりました。

デザインが以前の「必要なものしか搭載しない」という現実主義からデザイン性重視になっているのもありますし、金型用NC工作機が良くなったのもあると思います。 またインジェクション成形の金型は最終仕上げが職人のやすりがけに掛かっていたので、ここでの仕上がりが日本製と中国製の大きな差になっていました。 でも最近は3D CADが発達したことやNC工作機との連携が良くなったこともあり、NC工作機による削りだしでそこそこの精度の金型加工できるようになりました。

このPL-310ETも樹脂成形は殆ど日本製と変わらないくらいの精度を持っています。

 

 

同梱される内容物は、本体・検査合格証・ヘッドフォン・ネオプレンポーチ・保証書・取扱説明書となっています。

マニュアル関係などは見事に中国語です。

英語のマニュアルは探すと出てきそうですが…先代のPL-310は存在していますが、PL-310ETは見つかりませんでした。

PL-310とPL-310ETは見た目はほぼ同じなのですが、PL-310ETの方はEasyTuningModeを搭載していたりファームウェアのつくりからPL-380に近いものがあります。なので、PL-380の英語マニュアルか、PL-380をOEM調達して販売されているAudioComm RAD-S800Nの日本語マニュアルを参考にする方法もあります。

唯一、blogで使用方法を記載されているサイトがありましたので、おとよはそちらを参照にさせていただきました。

 

また同梱のポーチですが、本体と比べるとちょっと小さいかも??

伸びる素材を活かしてというか、ムリムリ押し込んで収納するという感じです。

製造機械の精度で押し切れない、職人さんの手作業が必要なこういう部分はまだまだという感じです。

使えなくはないですが、ムリムリ開閉してファスナーで本体を傷つけそうなので使わないほうが無難と思います。

 

本体右側・・選局ダイヤルとボリューム。

本機はDSPチューニングなので選曲ダイヤルはアナログチックながらも、ロータリーエンコーダーによる選局となっています。

ボリュームもアナログではなく、デジタルボリュームとなっていますのでロータリーエンコーダーとなっています。

クリック感のある操作性で、アナログ的外観ながらデジタル機器を感じる部分といえます。

 

本体左側・・外部アンテナ入力とヘッドフォンジャックとUSB電源

外部アンテナはSW(短波)とFMでのみ利用可能、長波(LW)と中波(MW/AM)は内臓バーアンテナで受信となっています。

ヘッドフォンはステレオ対応となっており、本体スピーカーはモノラルですが、FMステレオ放送が受信できた場合はヘッドフォンでステレオ放送が視聴可能です。

USB電源はミニUSB端子で、本体の給電のほか本体にニッケル水素電池を装着した場合は充電機能も利用可能です。

USB電源ということで、電源供給元がノイズが盛大に発生しやすいものが多いと思います。

なのでUSB電源接続でのAC運用というのはちょっと考えにくいですが、ニッケル水素電池充電用としては便利そうです。

 

なお、PL-310ETでは単三電池3本を使用しますが、アルカリ/マンガン系とニッケル水素を切り替える機能を有しています。

中を確認していないので、どのような充電回路かわからないですが、充電機能が提供されているのは便利です。

また、本体には電池交換時に時計やメモリが飛ばないようスーパーキャパシタが搭載されており10-20分程度であれば問題なくバックアップしてくれます。

 

そして最後に、この記事を最後まで読まれた方がもっとも気にされているであろう内臓バーアンテナの長さ。

バーアンテナの長さは先代PL-310と同様に10cmあります。

PL-310の後に発売されたPL-380は8cmらしいので、今回機器選定ではこのバーアンテナの長さが故にPL-380購入をためらいました。

PL-310ET/PL-380等のDSPチューニング機器はDSPが殆どの受信作業をしますので、アナログ的な同期機能は必要ありません。

デジタル処理で受信の選択性と明瞭性が向上しているといっても、受信性能の決め手になるのはやはりアンテナ。

 

PL-380は日本語対応のオーム電気のAudioComm RAD-S800Nがありますのでかなり悩んだのですが・・・やはり基本性能重視です。

PL-310ETのこのバーアンテナの長さは情報としてはネットで得られなかったのですが、PL-310の改良版として発売されているのならばこういう基本構成は変わるはずがないと踏んで購入したのは正解だったようです。

 

そして制御基板を見てみると、PL-310ETはもともとはPL-320として設計されていたようです。

どういう事情でPL-310の改良版という名前で発売になったのかはわかりませんが、もともとは別商品として扱われていたということは基板シルクから読み取れます。

 

そして気になる受信性能はこの体積のラジオにしてはかなりよい受信性能と思います。

FMはネット界隈でトップクラスの受信性能と評判であり、その内容に偽りはないと思います。

MW(AM放送)についても東西北を山に阻まれ電波状況があまり良くないココ神戸市西区で夜間1440KHz・札幌STV放送が聞き取れるくらいの受信(室内でかろうじて、野外では比較的安定)が出来ているのでかなり良い方だと思います。

まだまだ機能的に全てを使い切っていませんが、コストパフォーマンスとしてはかなり良いモノなので愛用していきたいと思います。

Trackback URL

Comment & Trackback

初めまして。こんばんは!
TECSUN PL-310ETを購入しようか、どうしよう!!!
とAmazonのページと睨めっこ。
地元NHKの受信も難しい釧路山中でラジオ関西が聴ける
かしら?と感想を求めてネットを繰っていたら運よく
貴ブログに漂着。読めば西区(旧垂水か旧須磨区?)のお方。
そんなお方が札幌のラジオ波を受信されたとか! スゴイ!
スゴイ嬉し!嬉しと夜の町内を駆け巡った(これは冗談です)
若しや逆方向で北海道から関西の放送が聴けるかも・・・と。
私の時代のラジオ関西はラジオ神戸でした。
ゆえに貴ブログとの遭遇は懐かしかった。今一度聴きたい。
なんせ初期電話リクエスト世代ですから。
20世紀中頃から今日まで色々ラジオを買ったかココでは
ドレも駄目、色々やった挙句、地元局(70Km向こう)、
NHK本社、電波管理局、総務省にまで「ドウニカシテよ、
災害時偉いことになるから」と依願、懇願、でも無視され
最後は大喧嘩・・・そのせいか無視されたまま。
仕方なくポンコツ中華ラジオの短波で台湾国際放送の
日本語版を聴いてます。これは良く入ります(放送時間は夜)
で、TECSUN PL-310ET 買っちゃおうかなぁ
当たりハズレも有るだろうが使ってみなけりゃワカラナイ。
一晩考えてみます。
情報有難うございました。
刃物研ぎは深夜細目のロウソク一本立てて、砥石の前に
きちっと正座してスリスリ、スリスリ。
夜中トイレに向かうご家族のドナタカ「なんだろ」と覗いて
「ぎゃっ!」!これ実に楽しい(実体験済みです)
文具ですが、LAMYはいいですね、わたしはシェーファーが
好きです。

では・・・オジャマいたしました

Comment feed

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code class="" title="" data-url=""> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <pre class="" title="" data-url=""> <span class="" title="" data-url="">