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2013.12.22

電卓 / Canon HS-1210TS

写真の電卓はキーの調子が悪かったので分解清掃するために持ち帰ってきたときのものです。

 

皆さんは電卓は何をお使いでしょうか?

特にこだわりなく、文具店・100円ショップで購入される方、型番決め打ちで家電量販店で購入される方…機能に大きな差はないながら、利用する方の幅が広いのが電卓だと思います。

こだわる方ですと「このメーカーのこの型番でないといか~ん」と超こだわりで10年20年と使用される方がいらっしゃいます。

 

日本が得意とするコンシューマー用半導体は電卓の開発競争(電卓戦争)がきっかけとなって基礎を築きました。 なので電卓はすべてのクロモノ家電の先祖ともいえます。 国内外に多くメーカーがあり、計算方法も実に多様。 電卓の計算方法やその生い立ちを書くだけで本が何冊も出来るほどです。

一般的な電卓で見ても日本においては、計算方法がシャープ式とカシオ式があります。

違いは連続演算や%の計算方法で、この演算をよく使用する人はそうそうメーカーを変えられないくらいの違いがあります。

 

そしてこの電卓、CanonのHS-1210TS…シャープでもカシオでもないカメラメーカーのキヤノン製です。

キヤノンもシャープ・カシオと並んで電卓創世記から電卓を製造している老舗のひとつ。

もともと自社のレンズ設計時の膨大な計算を行うという需要から生まれた自社需要の製品でもあります。

なので電卓戦争での熾烈な競争で撤退することなく、シェアは少ないながらも今も新製品を世に送り出しています。

Canonの計算方法は一般にはシャープ式の計算方法で、シャープを利用してきた人には特に違和感なく利用できるものとなっています。特徴はキー配列であったり、桁数補助・原価計算機能など、四則演算にちょっとプラスアルファした特徴のある製品といえます。

特にこのHS-1210TSは商売電卓という製品名を持ち、原価計算を行う機能を持っています。

原価計算機能を持っているがゆえに簿記試験では関数電卓扱いとなり、持ち込み禁止とされていることもあります。

そのため簿記関係の勉強をされている方々からは不評だったりするのですが、この電卓には他社の電卓にはない特徴を持っています。

大きな特徴は数字キーの形状で、パソコンのキーボードのように上段・中段・下段のキー形状が指になじむように作られています。

キーの押し心地はストロークがあって硬め、パソコンのキーボードの感覚に近い感じです。

おとよはこのキーの押し心地が好きで、ブラインドタッチ入力する上でも独特の形状からなくてはならない電卓となっています。

 

このHS-1210TSにはいくつかバリエーションモデルがあって、総じて1210シリーズと呼ばれています。

キー形状はすべて同じですが、HS-1210TSならではの大きな機能があります。

それはメモリ機能において、呼び出しとクリアが独立しているということ。

多くの普及型電卓ではメモリ機能はあまり使用されていないからか、メモリの呼び出しキーを一度押すと記憶しているメモリの呼び出し、二度押すとクリアという複数機能を登録されています。

電卓のボタンで[MRC]や[MR/C]と書かれているキーがそうです。

 

単価の安い電卓ですから、少しでもキーの数を少なくしようという苦肉の策ですが、メモリ機能をよく使う場合にこのクリア機能が独立していないというのは実は使いにくい。 なので経理電卓と呼ばれる経理財務系を仕事にされている方向けの上位機にはメモリ呼び出しとクリアは独立してキーに機能が割り振られています。

このHS-1210TSはCanonでは数少ないメモリ呼び出しとクリアを別々のキーに機能を割り振っている機種で、Canon普及価格帯では唯一のもの。

 

そしてこのHS-1210TSは2-3年ほど前に廃盤となり、後継機のHS-1220TSは他の機種同様メモリ呼び出しとクリアが共用キーに仕様変更となったため、廃盤となったこの機種が最後の独立キー配列仕様となっていまいました。

まだ流通在庫にには現物があるので、通販サイトなどでは終息当時の価格で今も販売されていますが、この電卓でないと…という方はある程度予備を買い占めている人もいるようです。

おとよもその一人…生産終了の話を知った時に2台ほど予備を購入しています。

 

もしかして私も…マニアということなんでしょうかね?? (;´∀`)

 

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